主観客観

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読書の秋

2010年11月4日

 10月27日〜11月9日は読書週間で、「読書の秋」の季節が到来した。近年、国民の活字離れ、読書離れが進み、読解力や言語力の衰退などが問題となっている。それを食い止めるために「国民読書年に関する決議」が、2008年6月6日に衆参両院全会一致で採択された。この国会決議では「文字・活字文化振興法」の制定・施行5周年にあたる2010年を「国民読書年」に制定し、政官民協力のもとで国を挙げてあらゆる努力を重ねることを盛り込んでいる。

 しかし、子どもの読書活動を支援する政府の事業は、2009年の行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」と判定されたことを受け、2010年度予算が大幅縮小されてしまった。無駄な予算を削減することは将来税金を払うことになる子どもにとっても大切なことだが、「廃止」とするならば、問題となっている活字離れ、読書離れを食い止める別の道筋を示すべきではないだろうか。

 インターネットの普及や携帯メールの充実で、日本人が文字にまったく触れていないということではないと思う。知識や情報を得るためなら、書籍よりインターネットの方が手軽であるし、読書を楽しむよりさまざまな娯楽を楽しみたい人も多いだろう。しかし、読書によって養われる読解力や言語力、想像力などが衰退すれば、日本の文化や社会の豊かさが損なわれてしまう。

 最近本を読んでいないという人も、「読書の秋」を機に本を読んでみてはいかがだろうか。子ども向けには学校でも朝の読書運動などの取り組みがされているが、学校だけでは限界がある。地域や家庭にいる身近な大人が本を読んでいる姿を見て、子どもたちも読書に興味を持つのではないかと思う。

(撫子)


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