改元と東京五輪による連休を、今一度確認

弊社の仕事はじめが例年1月5日以降の平日であるため、12月29日(土)から1月6日(日)まで9連休を取ることができた。大掃除や親戚への挨拶、買い出しなどつねに何かしており、ゆっくりとした年末年始ではなかったが、充実した時間を過ごすことができ、気持ち良く新年をスタートすることができた。そして久しぶりに出社すると、皆さまにご協力いただいている景気動向調査の発表が月初めにあることから、正月気分は早々に消え、いつも通りの日常に戻った。そうしたなかで次なる大型連休といえは、ゴールデンウイークである。


2019年は最大で10連休となる見込みだ。皇太子さまが即位される5月1日と、即位を国内外に宣明する「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日を、2019年に限り祝日扱いとする関連法が2018年12月に成立した。前後が祝日である平日は休日となることから、現在の天皇陛下が退位される4月30日と、5月2日も休日になる。また祝日が日曜であった場合に適用される振替休日によって、5月6日も休日となることから、最大10連休となる。


 (1) 4月27日(土) 土曜日
 (2) 4月28日(日) 日曜日
 (3) 4月29日(月) 昭和の日(祝日)
 (4) 4月30日(火) 天皇陛下退位<休日>
 (5) 5月 1日(水) 皇太子さま即位・改元(祝日)
 (6) 5月 2日(木) <休日>
 (7) 5月 3日(金) 憲法記念日(祝日)
 (8) 5月 4日(土) みどりの日(祝日)
 (9) 5月 5日(日) こどもの日(祝日)
 (10)5月 6日(月) 振替休日<休日>


なお、国民の祝日に関する法律の特例として、東京五輪が開催される2020年に限り、「海の日」は7月23日(木)に、「スポーツの日」(2020年に体育の日から名称変更)は7月24日(金)に、「山の日」は8月10日(月)になる。このことから土日とあわせて、東京五輪の開会式前後が4連休、閉会式前後が3連休となる。


今年の10連休であるが、周りには「せっかくの長期休みを利用してキャンプへ行きたい」と話す友人もおり、昨今のキャンプ人気のなかでキャンプ場の予約を取るべく既に動いているそうだ。大型連休は旅行などのレジャーが増えるほか、小売業などの消費関連業種にとってはプラス材料となるであろう。一方で法人向け業種の場合は、営業日や稼働日が減ることから売り上げの減少に直結し、パートタイマー労働などの個人であれば収入の減少が懸念される。また、金融機関や公共機関、株式市場などにおける長期間の休止が国民生活や経済活動などに、マイナスの影響を与える可能性もあるだろうが、個人的には大型連休の到来を楽しみにしている。


前回の改元は自身が小学生の時であったが、元号が昭和から平成へ変わったことは記憶に強く残っている。今回の改元では、当時の私と同じ年頃の息子たちとともに、一つの時代が終わり新しい時代が始まる時代の流れを体感して、何かしらを感じ取りたいと思っている。

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