TDB景気動向調査のテキストマイニング分析

企業の半数が「新型コロナウイルス」を景況感の判断理由に
~ 同一文章中に緊急事態宣言の影響や先行きを懸念する言葉が並ぶ ~

【要約】

  1. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が強まった2020年2月以降、TDB景気動向調査では企業から寄せられる景況感の判断理由のコメント数に増加傾向がみられた。そこで、5月調査に寄せられたコメントをテキストマイニングし分析したところ「新型コロナウイルス」のコメント率は52.3%となり、企業の半数以上が景況感の判断理由としていた
  2. 「新型コロナウイルス」と単語間で共起関係(同一文章中で共に用いられる関係)をみると、「営業」「自粛」「イベント」「中止」「延期」「外出」など緊急事態宣言の影響に関する単語が多くみられた一方、「先行き」「不透明」「終息」など先行きへの懸念を表す単語も多数あげられていた

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