先行き見通しDIについての考察(1)

景気DIと過去の先行き見通しとの乖離が新型コロナで拡大
~ 企業間での見通しもばらつき、先行きへの不透明感示す ~

帝国データバンクが毎月実施している「TDB景気動向調査」の景気DIは、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、2020年3月(前月比6.2ポイント減)、4月(同6.7ポイント減)に急落。前月からの下落幅では、2カ月連続で調査開始以降最大の下落幅を更新した。同調査では、「3カ月後」「6カ月後」「1年後」の先行きに対する景況感も尋ねている。先行き見通しDIは、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、3指標すべてで悪化した。


2020年1月、4月時点での先行き見通しの回答の分布
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