景気回復局面における設備投資の動向調査

国内の設備投資、2004年度上半期までに6割がピークアウト

TDB景気動向調査(2004年8月調査)では、景気DIが前月比0.6ポイント減の44.8と2カ月ぶりの悪化となった。景気DIは、ここ数カ月、踊り場の局面が続いている。

そのようななかで、8月13日に発表された2004年4~6月期のGDP(速報値)は、市場予測を大幅に下回って年率で実質1.7%成長と前期の同6.1%から大幅に低下、景気回復の減速懸念を増幅させることとなった。この要因としては、民間の設備投資の減速が最大の要因として挙げられており、今後の景気回復の推移を見極めるうえで設備投資の動向に注目が集まっている。

そこで帝国データバンクでは、2002年5月から毎月定期的に行っている「TDB景気動向調査」(インターネットを利用したWeb調査方式)において、今回の景気回復局面における企業の設備投資の動向について調査を実施した。

調査期間は2004年8月23日~31日で、調査対象は全国2万440社、有効回答社数は1万383社(回答率50.8%)。

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