金融機関の融資姿勢に関する企業の意識調査

金融機関の融資姿勢、総じて改善

~大手銀行ほど積極的だが、担保主義は改善途上~

株価の回復や2002年10月に策定された金融再生プログラムなどによって不良債権処理が進んだことで、金融不安は後退しつつある。


事実、企業から見た金融機関の融資姿勢を示す「金融機関の融資姿勢DI」(TDB景気動向調査)は、2002年11月から2004年7月まで21カ月連続で改善している。また、2003年7月以降は判断の分かれ目である50ポイントを上回るなど、企業の借り入れ環境には改善傾向が見られる。


そこで帝国データバンクでは、2002年5月から毎月行っている「TDB景気動向調査」(インターネットリサーチ)において、公的保証付を除く無担保融資、および担保主義の動向について調査を実施した。調査期間は2005年1月21日~31日。調査対象は全国2万192社で有効回答企業数は9,677社(回答率47.9%)。なお、担保主義に関する調査は2003年6月に次いで2回目。

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